先週,種子島のロケットセンターで星空観察会があったので行ってきました。
会場は科学技術館前の芝生広場,望遠鏡と双眼鏡も科学技術館が準備してくれました。
昼間はとてもきれいに晴れていたのですが,観察会が始まる時刻には曇り空となってしまいました。
それでもしばらく眺めているうちに雲が切れ,冬の星空が顔を出しました。
なかでもプレアデス星団(すばる)にはみんな大興奮,肉眼でもボンヤリとした光芒が見えており,手持ちの双眼鏡ではっきりと見えたのです。参加者は奪うように双眼鏡を手にして「すごい!すごい!」と連発していました。
ロケットセンターの中には灯台があり,その明かりはかなりまぶしく感じます。しかし東~南側には船の明かりがないと海と空の区別も付かないくらいの漆黒の闇が広がります。
参加者にとって,足もとも見えない暗闇とくっきりと見えたプレアデス星団はとてもいい思い出になったのではないでしょうか。
観望会にはNHKが取材に来ていました。5月16日(日)23:00からの番組「あなたが主役 フィフティ・ボイス」で紹介するとのこと。4月からの新番組ということですが,どのように出てくるか楽しみです。
写真は昼間の科学技術館,夜は撮影する余裕がありませんでした。
先日の皆既月食が6年ぶりということから,「6年前の皆既月食は見えたの?」という質問を受けました。
2001年1月10日の未明,私は一人で20cm反射望遠鏡を組み立てて月食観測を行いました。空は曇天,月も星も見えない状況でした。しかし,どこで聞きつけたのかNHKが取材に来て,私の観測風景を撮影してくれました。
皆既が近づいても空は晴れず,じりじりしていると携帯電話が鳴りました。晴れ間を求めて約80km遠征していた友人から「こっちは晴れたよ!」との電話でした。
そろそそ皆既が終わるかと思った頃,突然雲が切れて皆既月食が姿を見せました。何枚か写真を撮りましたが,わずか数分で再び雲に隠れてしまいました。
「それでも,今世紀最初の月食を見ることができました。」と話した私のコメントと,携帯電話で友人と話している姿がNHKの朝の全国ニュース(!)で流れました。
私にとって鮮烈な21世紀の天文現象初めでした。
* 今,そのときの写真を探していますが,なかなか見つかりません。その後何度も引っ越しをする間に,どこかに埋もれてしまったのでしょう。